構造による敷布団の種類

硬わた入り敷布団
または、固わた入り敷布団。いわゆる一般的で標準的な敷布団で、圧縮した硬わた(固わた)のまわりを柔らかいわたで巻いて、その周りを生地で覆ってある。寝た時に程よく沈み込むが、硬わたが芯となり支えているで背中や腰がが痛くなったりするような、いわゆる板付き感が少ない。スペックに「硬わた」、「固わた」、「中芯」と表記されている。

硬わた入り敷布団

 

硬わた無しの敷布団
中身が柔らかいわたのみの敷布団。最も安く販売されている。写真や見た目は「硬わた入り敷布団」と変わらないが、沈み込み量が多くヘタりやすい。ベッドマットレスの緩衝用や三つ折マットレスの上への重ね敷き用であり、単独では畳でも眠れない。スペックに、中わたの重量しか表記がない場合は「硬わた」が入って無いので価格のみに惑わされずに注意しよう。

硬わた無し敷布団

 

四層式敷布団
中芯に「硬わた」と「凹凸加工のプロファイルウレタン」が入っている。間に空気層ができるので、汗や湿気の発散効果と断熱性がある。価格は高めだが、板付き感がさらに少ないのでフローリングでおやすみの人におすすめ。

四層式敷布団

 

洗える敷布団
周りにファスナーが付いており。三枚おろしのように敷布団を分割することで洗えるようにしてある。はやく乾くように、中わたに特殊な撥水コートしてある事も重要なポイント。アレルギーや介護など清潔を保つ必要がある人におすすめ。「洗える敷布団」と称して分割できない商品も販売されているが、家庭用洗濯機はもちろんコインランドリーの大型洗濯機にも入らないので、業者に高いお金を払って丸洗いを依頼する事になるので注意しよう。

洗える敷布団

縫製による敷布団の種類

三層式とは?
通常は、硬わた、巻わた、側地を重ねてミシンで上から下へ縫製する。三層式は、上面と下面で別々に生地を縫っている為、つっぱり感が少なく、空気の層があるので湿気も効率良く逃がしてくれる。

三層式

 

通常キルトとダイヤキルト
ダイヤキルトは、非常に手間が掛かかるが、体重がかかった時に中わたが移動しにくいので、通常キルトと比べ、ヘタリにくく硬めの寝心地になる。また、「洗える敷布団」では洗濯・脱水した場合に中わたの偏りを防ぐためにダイヤキルトは必須となる。

通常キルトとダイヤキルト

材質による敷布団の種類

さまざまなポリエステルわた

中空繊維の中わた

ポリエステルは工場で生産されるので、帝人などの大手紡績メーカーが、様々な機能を持たせたポリエステルわたの開発にしのぎを削っている。その種類はあまりに多いが、布団に使用される中わたは以下のようなポリエステルわたがある。

 

  • 中空繊維の中わた…繊維の中心部分が中空。中わたの重量が軽く、保温性が高くなる。
  • 防ダニ・抗菌防臭機能…中わたそのものに「防ダニ・抗菌防臭機能」をもたした製品。2〜3年の効能持続性。安全性は十分確認されているが、12ヶ月未満の乳幼児には使用しないようにしたい。
  • 撥水コート加工…洗える敷布団用の機能。これが無いと、中心部まで乾くのに何日も掛かったり、繊維がダマになってほぐすのに非常に苦労する。

 

羊毛の特徴
適度なクッション性があり、寝心地がよいのは有名だが、最大の特長は湿気や汗を吸い取ってくれる事。寝汗が気になる人やフローリングで眠る人におすすめ。羊毛100%だと重くて布団の上げ下げに苦労するので、現在は羊毛50%ポリエステル50%が主流になっている。

羊毛の特徴

 

側地(表面の生地)について
寝ている間にかく200ccの汗は、多くが敷布団に移行していく。綿は合成繊維に比べ、汗を吸収しやすので側地は綿100%にこだわりたい。また、ポリエステル80%綿20%の生地は、摩擦によって表面に小さなダマが出来やすいので、寝返りや摩擦を受けやすい敷布団の側地にはおすすめできない。

綿100%

敷布団の厚みについて

標準的な厚みは、8〜10p程度(硬わたの厚みが4cm)。通常はこの厚みの敷布団1枚で問題なく眠れるが、個人の体重や好み、床の硬さなどによって快適さに差がある。また、体重で毎日プレスされるので、どんな敷布団でも厚みはだんだんと減少していく。足りないと感じたら、もう1枚重ねて敷くか、折りたたみマットレスを下に敷くとよい。

厚み

 

18cm以上のボリュームのある商品も販売されているが、三つ折にたためないので収納しにくい、重くて持ち運びに苦労する、日干しもままならないので、標準的な厚みの敷布団を重ね敷きする事をおすすめしたい。

三つ折にたためない

様々なシチュエーションでの注意点

畳

畳がマットレスのようなクッション性・断熱機能を持ち、汗や水分を吸収してくれるので、標準的な厚みの敷布団1枚で問題なく眠れる。

 

 

フローリング

フローリング

板付き感は、個人の体重や好みなどによって快適さに差があるので、足りない場合はウレタンマットレスや2枚重ね敷きをする。

ご存知のように、人は寝ている間にコップ2杯分もの汗や水分を放出しており、水分は重いので敷布団の裏面へと移行していく。ところがフローリングは水分を吸収しないので、一晩で布団の裏面が湿気っていたり、濡れた状態になっている事もある。特に、梅雨〜夏や新築物件(接着剤が十分に乾いておらず湿度が高い)ではカビが発生しやすい。敷きっぱなしは厳禁で、朝起きたらひっくり返したり、立てかけて必ず放湿させる。湿気を吸いやすい羊毛布団や除湿シートを下に敷くなどがおすすめ。

 

すのこベッド

すのこベッド

下面から汗や水分を放湿してくれるので、梅雨時や夏は快適だが、冬は底冷えするのでウレタンマットレスや暖かな敷きパッドなどの対策が必要。また、標準的な厚みの敷布団1枚では足りないので、ボリュームタイプや2枚重ね敷きをしないと安眠できない。

 

パイプベッド(床が板張りのベッド)

パイプベッド

パイプベッドなど、床が板張りのベッドはフローリングと同じと考えてよい。一応サイズも確認しておきたいが、少しぐらいはみ出しても問題にならない。シングルかセミダブルかぐらいは確認しておきたい。シングル(100×210cm)、セミダブル(120×210cm)、ダブル(140×210cm)。

 

2段ベッド(まわりに囲いがあるベッド)

2段ベッド

2段ベッドなど、まわりに囲いがあるベッドの場合はサイズが問題になる。現在販売されている敷布団は、シングルサイズで、100cm(横)×210cm(縦)がほとんどなので事前に計測しておきたい。100cm×200cmの商品も少量だが販売されている。もし、規格外な場合は、オーダーで製作してくれるところを探すしかない。

 

 

布団 通販

掛け布団は羽毛布団がおすすめ

布団の歴史の中、羽毛布団の登場は、衝撃的だったのに違いない。今でも使っている人は増え続けてていると思う。わたしも大分、前から羽毛布団を愛用しているので、その良さが充分に分かっているつもりだ。いまの羽毛布団から、その以前の綿入り布団に変更することは、全然と言ってもいいぐらいに選択の余地はない。一昔前は高級品だったが、価格については相当に研究されてきたので多様になっているので求め安くなっている。
羽毛布団を使うと、この軽さは何だ〜。とか、この暖かさはすごくいい!とかこの感触の良さは素晴らしいとかの思いが頭の中を一周する。以前の綿入り布団は、やはり保温性に欠けるように思われる。羽毛布団の良さがわかってくると、これを考えだした人をほめたくなるし、この布団を製造している人々をリスペクトしたくなる。そしてエールを送りたくなるのだ。我が家では布団の上げ下ろしが朝、夕に毎回するので軽いので、この際も大いに助かっている。これは扱いやすいということになるが、高齢化社会では有難いことだろう。